アロマトリートメントルーム
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植物成分の伝達ルート

2017.04.30 11:05

ゴールデンウィークが始まり、暖かくなり、ますます春らしくなりましたね。セラピストの高比良美奈子です。桜も終わりましたが、今年は、大阪城と京都の円山公園に行きました。どちらとも天気があまり良くなく曇り空でした。桜には青空が合うのに少し残念でした。天気は残念でしたが、大阪城ではソフトクリームを食べ、京都では抹茶パフェを食べて、花より団子といった感じで、楽しく過ごせました。

春は紫外線が強く外出すると、疲労度が増しますが、家に帰ってアロマでトリートメントケアをし、リラックスできました。私達は精油の香りによって、心が安らいだり、気分が高揚したり、トリートメントすることにより、疲労がやわらいだりします。心身をより良い状態に導いてくれるアロマテラピーです。その精油成分が私たちの身体にどのように働いているのか今回は3つのルートについてお話しさせていただきます。

 ①  嗅覚から脳へ伝達されるルート

精油の香りを嗅ぐ事と、芳香分子が鼻の鼻腔というところに入り、鼻腔にある嗅上皮を通ります。そして、芳香分子が嗅上皮にある嗅毛に受容されます。その情報が電気的信号となって大脳辺縁系の扁桃体や海馬、視床下部に届きます。そしてホルモン分泌や自律神経の司令塔である視床下部に刺激が伝わることで、体調や精神のバランスを整えるのに役立ちます。

②  呼吸器から伝達されるルート

お部屋でディフューザーやアロマ加湿器など芳香浴も色んな楽しみ方があります。深呼吸をする、フェイシャルスチームで吸入する時も同じルートです。呼吸すると精油の成分が肺に入ります。そして、肺胞という組織を通り血液に入ります。その血液循環によって精油の分子は体内をめぐります。最終的には尿や汗、呼気として体外へと排出されます。

③   皮膚から伝達されるルート

アロマトリートメントや手作りアロマコスメなどでお肌に使用した時のルートです。精油の成分はとても小さくて油に溶けやすいため、皮膚の表皮をおおう皮脂膜や角質層でできたバリアを通り抜けます。そして真皮にある血管やリンパ管まで入って体内をめぐります。アロマトリートメントで肩こりや冷え症がやわらぐのはこのルートです。

 アロマにはいろんな楽しみ方があります。是非日常の生活にも取り入れて、健康管理に役立ててくださいね。

アロマの歴史

2017.04.01 16:27

4月に入りました。春爛漫、桜の満開が待ち遠しいです。お別れや出会いの多い時期ですね。環境が変わりストレスも多い時期でもありますが、体調は崩されてませんか?ブルームの高比良美奈子です。

先日、春の選抜甲子園に応援に行って来ました。高校球児の熱い試合に感動しました。家に帰ると、すっかり日焼けしてました。春の日差しは強いので気をつけないといけないですね。

 では、前回の続きでアロマの歴史についてお話していきたいと思います。

 紀元後

イエス・キリストの生まれた際には、アロマテラピーでよく使うフランキンセンス(乳香)とミルラが登場します。東方の三賢人が黄金と共にこれらを捧げたという伝説があります。

フランキンセンス精油は深くゆっくりと呼吸できるようにする作用があり、喘息、気管支炎などの呼吸器のトラブルに良いです。美肌効果も期待できるので、私はよく手作りコスメのパックを作る時に入れたりします。少しレモンのようなフレッシュさもあり、澄んだ香りで落ち着きます。

そして、古代ローマ時代、ローマ帝国の軍医として働いていた医学者ディオスコリデス「マテリア・メディカ(薬物誌)」をまとめました。西洋医学の基礎を築いたと言われており、これには、600種の植物(薬草)などが記載されています。この本は数千年間に渡り、薬学の参考書として広く利用されてきました。

その他、博物学者プリニウスは、自然誌「博物誌」が有名です。そして、中国では漢の時代に薬物に関する事を「神農本草経」にまとめられています。この頃に植物に関する多くの書物がまとめられてたんですね。

 中世

アラビアに医師イブン・シーナが精油を抽出する方法、水蒸気蒸留法を確立しました。イブン・シーナはこの方法で芳香蒸留水を作り、治療にも応用します。その後著した医学書「医学典範(カノン)は、17世紀ごろまで西欧の医科大学で教科書として使われてました。香りの文化が急成長したのが中世ヨーロッパ時代です。その頃にこんな逸話があります。ハンガリー王妃が高齢となり手足が痛み始め、ハンガリアンウォーターを使ったところ、痛みが治り、肌も若返り、さらに隣国のポーランド王子が70歳過ぎの王妃に求婚されたと言われています。このウォーターを「若返りの水」として効能が語り継がれている有名な話があります。

「若返りの水」とも言われたハンガリアンウォーターの作り方をご紹介します。伝えられるレシピはたくさんありますが、ローズマリーを主体とした精油を使う作り方です。

 レシピ

ローズマリー精油 10滴

ベルガモット精油 3滴

レモン 3滴

無水であるアルコール 5ml.

精製水 95ml.

 

作り方

①    遮光ガラス瓶に無水であるアルコールを入れ、精油を加えて混ぜる。

②    精製水を加えてさらによく混ぜる。

 

※使う前によく振って使ってください。

※冷蔵庫で保存し2週間を目安に使い切ってください。

※柑橘系の精油には光毒性がありますので、肌につけた後は日光や紫外線を避けてください。
(紫外線に当たると赤くなったりする場合があります。夜などの使用をお薦めします。)

 

16世紀以降、イタリアのフェミニスがドイツにあるケルンへ移住し、そこで最も古いの香水と呼ばれる「オーアドミラブル」が販売されました。

1931年には、フランス人化学者ルネンモーリス・ガットフォセにより「アロマテラピー(芳香療法)」という言葉をつくりました。ガットフォセは研究中に火傷を負いましたが、ラベンダー精油を手に浸けたところ火傷は回復して、跡形もなく元に戻ったことに驚いていたそうです。この経験から、精油とその効能の研究に夢中になったそうです。

私の自宅にもラベンダー精油はいつも常備しています。ラベンダー精油は万能選手です。リラックスしたい時や安眠したい時はディフューザーでお部屋を香らしたり、頭痛の時、筋肉痛の時などトリートメントをしたりこれからの季節は日焼け後のケアなどにも活躍しています。

ここで、日焼け後にほてった肌を鎮静するローションの作り方をご紹介します。

レシピ

ラベンダー精油  5滴

グリセリン    5ml.

精製水     45ml.

 

作り方

①    遮光ガラス瓶にグリセリンを入れ、に精油を加えて混ぜます。

②    精製水を加えてさらによく混ぜます。

 

※使う前によく振って使ってください。

※冷蔵庫で保存し2週間を目安に使い切ってください。

私はいつも、スプレー容器に入れて、日焼け後は全身にスプレーして使っています。

 

アロマの歴史をさかのぼってお話ししましたが、アロマテラピーが確立するずっと以前から、芳香植物は人々の生活に使われてきたんですね。現在でも認知症の予防などさまざまなところで活躍しています。これからもアロマの発展には目が離せないですね。

 

 

 

  
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